令和 4年 6月
会議--------------------------------------- 令和4年
白山市議会6月
会議会議録第1
号--------------------------------------- 令和4年6月6日(月曜日
)---------------------------------------出席議員(20人) 1番 山本佳裕 2番 上田良治 3番 谷 健一 4番 原 卓二 5番 木谷和栄 6番 池元 勝 7番 中野 進 8番 大屋潤一 9番 田代敬子 10番 山口俊哉 11番 吉本史宏 12番 澤田昌幸 13番 石地宜一 14番 小川義昭 15番 北嶋章光 16番 村本一則 17番 宮岸美苗 18番 岡本克行 19番 寺越和洋 21番
西川寿夫欠席議員(1人) 20番
藤田政樹---------------------------------------説明のため議場に出席した者の
職氏名市長山田憲昭 副
市長井田正一副
市長安達志郎 総務部長兼
選挙管理委員会事務局長横川祐志企画振興部長東 俊昭 市参事兼
デジタル課長中
池俊平健康福祉部長兼
福祉事務所長岡田和典 市民生活部長寺師まゆみ産業部長米林 歩
観光文化スポーツ部長山下浩雅建設部長喜多悟史 上下水道部長高橋由知市参事兼
水道課長亥上明玉
総務部次長兼総務課長兼
選挙管理委員会事務局次長小
鍛冶長士総務部次長兼
財政課長松田 宏
健康福祉部次長兼
長寿介護課長中川 真
美川支所長中 恵二郎
鶴来支所長尾田浩昭監査委員事務局長卯野恵子 教育長田村敏和教育部長山内満弘 ---------------------------------------職務のため議場に出席した
事務局職員の職氏名
事務局長 佐々木 満
議会事務局次長兼
議事調査課長 鍬田紀子
議事調査課課長補佐 主査 西川隆朗 釜谷和寿
手話通訳士 長谷川智美 手話通訳士 高美喜子--------------------------------------- 議事日程(第1号) 令和4年6月6日(月曜日) 午前10時 開議 日程第1 諸般の報告 日程第2
会議録署名議員の指名 日程第3 議案第60号ないし議案第69号及び報告第1号ないし報告第12号 (
説明)--------------------------------------- 本日の会議に付した事件 議事日程(第1号)のとおり
--------------------------------------- 午前10時0分開議
◎
佐々木満議会事務局長 御起立願います。礼。着席願います。
○中野進副議長 本日、藤田議長が欠席しておりますので、
地方自治法第106条第1項の規定により、私、副議長、中野が議長の職務を行います。 これより令和4年
白山市議会6月会議を開きます。 今6月会議の審議期間は、本日から6月24日までの19日間といたします。 直ちに、本日の会議を開きます。
---------------------------------------
△日程第1 諸般の報告
○中野進副議長 日程第1諸般の報告を行います。 5月25日、第98回
全国市議会議長会定期総会が東京都において開催され、全議案を採択し、関係先に陳情することに決定いたしました。 5月27日付にて、監査委員から
例月現金出納検査報告書の提出がありました。
地方自治法第121条第1項の規定に基づき、5月30日付にて、市長及び
教育委員会教育長に対し、出席を要求しておきました。 5月30日付にて、市長から説明員の委任及び嘱託について通知がありました。 6月6日付にて、市長から議案の提出がありました。 今6月会議において、本日までに受理した陳情は、お手元に配付の文書表のとおりであります。 以上をもって、諸般の報告を終わります。
---------------------------------------
△日程第2
会議録署名議員の指名
○中野進副議長 日程第2
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、
原卓二議員、
木谷和栄議員を指名いたします。
---------------------------------------
△日程第3 議案第60号ないし議案第69号及び報告第1号ないし報告第12号(説明)
○中野進副議長 日程第3議案第60号ないし議案第69号及び報告第1号ないし報告第12号を一括して議題といたします。
---------------------------------------
△提案理由の説明
○中野進副議長 市長から提案理由の説明を求めます。 山田市長。 〔山田憲昭 市長 登壇〕
◎
山田憲昭市長 おはようございます。 本日、ここに令和4年市議会6月会議が開会されるにあたり、最近の市政の状況と提案いたしました諸議案につきまして、その大要を御説明申し上げます。 初めに、ただいま、
全国市議会議長会表彰並びに
北信越市議会議長会表彰を受賞されました村本議員、北嶋議員には、心よりお祝いを申し上げますとともに、これまでの議員活動に対し、敬意を表する次第であります。今後とも、御健勝にて、さらなる御活躍をされますよう御期待申し上げます。 さて、最近の経済情勢についてでありますが、先月25日、内閣府が発表いたしました
月例経済報告では、景気は、持ち直しの動きが見られるとの判断をしているほか、
日銀金沢支店の
金融経済月報では、景気は、持ち直しつつあると、前期と比べて上方修正されております。 一方で、ロシアにおける
ウクライナ侵攻の長期化が原油や穀物などの価格高騰を生じさせ、世界経済に大きな影響を与えており、また国内におきましても、4月の
全国消費者物価指数が101.4となり、一年前と比べて2.1%の増となるなど、身近なところで物価の上昇が見られます。 国は、こうした事柄に対応するため、補正予算を先月31日に成立させ、原油価格・
物価高騰等総合緊急対策を講じたところであります。
コロナ禍とはいえ、地域経済を回していく必要がありますので、今回の国の補正が効果的に執行されることを期待いたしております。 なお、5月にお認めをいただきました
住民税非課税世帯等臨時特別給付金は、早ければ今月27日から、また、
子育て世帯生活支援特別給付金は28日から支給をいたします。 次に、
新型コロナウイルス感染症の状況についてであります。 全国の感染状況につきましては、高止まりの状況が続いており、4月下旬には、
オミクロン株が変異したBA4、BA5が空港の検疫で初めて確認されました。感染力など詳細な点は分かっておりませんが、注視をしていく必要があります。 本市の感染者数でありますが、
まん延防止等重点措置が適用となっていたときと同じ、または、それ以上の状況が続いており、先月18日には、これまでで最大の109人の
新規感染者数を数えたところであり、変異株に対する対策も、これまでと同様に基本的な
感染対策をお願いするものであります。 一方で、政府は、先月下旬、
新型コロナウイルス感染症対策の
基本的対処方針の改定をいたしました。これによりますと、屋外でのマスクの着用は、
身体的距離が確保できる場合や、距離が取れない場合であっても、会話がほとんどない場合には、マスクの着用は必要ないとし、さらに、夏場については
熱中症予防の観点から、マスクを外すことを推奨いたしております。これから蒸し暑い季節となりますので、気温や天候に留意をしながら、状況に応じて、その対処方針に沿った
感染症対策を講じていただきますようお願いを申し上げます。 次に、
新型コロナの
ワクチン接種についてであります。 4回目の
ワクチン接種についてでありますが、3回目接種から5か月を経過した18歳以上の方に、先月27日より、順次、接種券を送付いたしております。接種券が届きました60歳以上の方につきましては、全員に接種していただきたいと思っており、また、18歳から59歳の方につきましては、基礎疾患があり、重症化が懸念される方で、医師が認める方につきましては、接種をお願いするものであります。接種券が届き次第、御予約の上、接種いただくようお願いを申し上げます。 併せまして、若年層の方々も3回目の接種をすることで、
感染予防や周囲への
感染拡大防止に効果がありますので、早期の
ワクチン接種をお願い申し上げます。 なお、3回目の接種につきましては、従来、2回目接種から6か月経過後としていたものを、5か月経過後に変更となりましたので、今後も、本市の
公式LINEなどを通じまして、引き続き接種の協力を呼びかけ、接種率の向上に努めてまいります。 それでは、最近の市政の状況について御説明を申し上げます。 初めに、
まちづくり会議についてであります。 この
まちづくり会議は、私が市長に就任して以降、より多くの市民の皆様と直接対話をし、その御意見を市政に反映させるため、平成26年に始めたもので、毎年開催をいたしております。昨年度は、
新型コロナウイルスの影響で、3地区を回ったところで中止を余儀なくされました。今年は、4月28日の出城地区を皮切りに、既に10地区を回ったところであり、8月下旬までには、残り18地区におきまして市政報告を行うとともに、各地区の方々の声をお聞きすることといたしております。 これまで開催いたしました会議の中で、多くの意見を頂戴いたしましたが、その一例を紹介いたしますと、最近の物価高の影響で、子供の給食費の負担が増すのではないかという不安の声がありました。これにつきましては、影響分は市で負担することとし、保護者の負担が増えないよう対策を講じたいと申し上げたところであります。 また、町内の簡易水道を上水道に切り替えることとしているが、住民の間でその必要性が十分に理解されていないので、詳しい説明をしてもらえないかという声がありました。これにつきましては、速やかに説明会を開催し、理解を得られるよう、担当部署に指示をいたしたところであります。 市民の皆様の生の声を聞ける有意義な機会でありますので、
感染症対策を講じながら開催し、頂いた貴重な御意見を市政の運営に生かしてまいりたいというふうに考えております。 次に、
白山手取川ジオパークについてであります。
新型コロナウイルスの影響により延期となっております
ユネスコ世界ジオパークの現地審査につきましては、ヨーロッパなどの一部で審査が再開されましたが、
アジア地域ではまだ実施の見通しが立っていない状況であります。引き続き、万全の準備を進めてまいります。 また、10月21日から23日にかけまして、第12回
日本ジオパーク全国大会白山手取川大会を、JR松任駅周辺施設を会場に開催いたします。期間中、全国の各
ジオパーク地域から多くの関係者が本市を訪れます。これを機会に、本市の全域をエリアとする
白山手取川ジオパークの魅力を多くの方々に知っていただけるよう、そして、文化や自然が豊かな本市の特色への理解が深まるようPRに努めてまいります。 続きまして、肉食恐竜の足跡の発見についてであります。 令和元年10月に、白山市
手取層群化石調査団のメンバーを中心とした
調査チームにより、尾添の目附谷で発見されました大型獣のものと見られる足跡化石は、調査の結果、二足歩行の獣脚類の恐竜のものであることが分かり、4月5日に公表いたしたところであります。その足跡は、長さ41.2センチメートル、幅33.5センチメートルの大きさで、3本の指跡が残っており、発見された地層は、約1億3000万年前の
前期白亜紀の
手取層群桑島層であり、体長約7.4メートルの大型の肉食恐竜のものと推定され、足跡化石の分類といたしましては、
エウブロンテス科に属するということであります。 学術的に極めて貴重であることを広く知っていただくため、恐竜の足跡の化石の実物大パネルを作成し、
白山恐竜パーク白峰で展示をいたしたところであります。また、
白山恐竜パーク白峰の
展示スペースもリニューアルし、
桑島化石壁で化石が発見されるまでを理解できる
写真スポットを整備したほか、
桑島化石壁から産出された貴重な化石5点につきましても、見やすく拡大したレプリカを作成し、展示を行いました。こうした発見が
白山手取川ジオパークの世界認定に向けた弾みとなるものと期待をいたしております。 次に、
健康づくりに併せた認知症の予防についてであります。 本市は、平成31年3月に
健康都市宣言を行い、「健康で笑顔あふれる元気都市 白山」の実現に向け、今年4月には
健康づくり推進条例を施行し、市民の
健康づくりをより強固に推進できる体制が整ったところであります。 そこで、新たに
スポーツ庁の補助を受けまして、筑波大学の久野教授の御指導の下、進めておりました、運動を活用して
認知症予防に取り
組むあたまとからだの健康増進事業を実施することといたします。この事業は、
公立松任石川中央病院や
金沢大学附属病院、その他
市内医療機関をはじめ、筑波大学、金沢大学、金城大学や株式
会社つくばウェルネスリサーチ、
市内介護事業所などの協力の下、
産学官連携により実施をいたします。 事業の内容といたしましては、65歳以上の方は、医療機関や
介護事業所などで、また、地域の
健康体操クラブで日頃から運動されている方は、活動拠点の集会所などで、それぞれ
タブレット端末を用いたチェックを行い、
認知機能や
身体機能を数値化するもので、その結果に基づき、それぞれの方に合った
認知機能予防のための
運動プログラムを提案するというものであります。その後、
健康運動指導士などの指導により、その
プログラムに沿った運動を実践し、定期的に
認知機能と
身体機能がどのように改善されたかを確認し、状況に応じて
プログラムの改良をし、継続することにより、
認知機能の向上と健康寿命の延伸につなげていこうとするもので、一人でも多くの方々に御参加をいただき、御自身の健康の維持につなげていただきたいというふうに思っております。 また、4月1日から施行いたしました
健康づくり推進条例の制定を記念いたしまして、10月10日には
松任文化会館ピーノで、落語家の桂文枝さんを迎え、笑いと健康についての講演会を開催いたしますので、多くの方々に御来場をいただきたいと思っております。 次に、市内で頻発している
特殊詐欺被害への
防止対策についてであります。 昨今の
特殊詐欺は、ますます巧妙化、組織化しており、本市におきましても、4月に2件、5月に3件、本市職員を語る
特殊詐欺の被害が確認されております。こうした状況を放置することはできません。今般、県警からの要請もあり、市として、
特殊詐欺被害を撲滅するための対策を講じることといたします。 具体的な支援でありますが、高齢者のみの世帯が
特殊詐欺の被害に遭わないように、電話に詐欺を防止する装置を取り付けることに対し、支援をするものであります。一つには、AIが自動で分析し、詐欺かどうかを判断するNTTの専用装置の
導入初期費用を補助するもので、もう一つは、電話がかかってきた際に、通話の録音を始めることを事前予告する録音機器を、期間を定めて無償で貸出しするものであります。 こうした機器を取り付けることで、加害者側に、白山市全体が
特殊詐欺被害防止対策に取り組んでいるまちという認識をさせることにより、
特殊詐欺の被害ゼロを目指したいというふうに考えております。 次に、防災力の強化についてであります。 これから梅雨に向かいます。近年の特徴といたしましては、局地的な大雨により土砂災害や河川の氾濫、浸水害など、各地で甚大な被害が発生いたしております。本市では、いつ、どこで発生するか分からない災害に備え、
防災情報等を伝達するため、
防災行政無線を整備しているほか、各世帯に
戸別受信機を配備しているところであります。 今般、
公益財団法人ブルーシー・アンド・グリーンランド財団、通称、B&G財団から、防災拠点の設置及び災害時
相互支援体制構築事業の一環といたしまして、災害時に備えた御支援をいただけることとなりました。明日、財団から支援金の決定書が授与されることとなっており、財団からは、災害発生時の緊急対応や避難所の運営に必要な防災倉庫の整備、
油圧ショベルやダンプなどの機材配備などを支援していただくこととなっております。それらの機材は現在、整備を進めております。(仮称)
白山市立野球場の
防災拠点施設敷地内に配備を予定いたしており、災害に強い
まちづくりに寄与するものと期待を寄せております。 次に、市民協働の
まちづくりについてであります。 各地区で推し進めてまいりました
地域コミュニティ組織につきましては、市内28地区のうち、昨年度までに6つの地区で設立され、今年度は、これまでに林中地区、湊地区で設立され、いずれも防災をはじめとし、様々な取組を行うことといたしております。その他の地区におかれましても、まずは、生活に身近な課題として、地域で取り組んでいただきたいと考えております。中でも、若者や女性が参画できる防災組織が地域で構築され、防災への関心を高める取組がよいのではないかと考えているところであります。 いずれにいたしましても、各地区の組織化をこれまで同様支援してまいりたいと考えております。 次に、
親善友好都市との交流についてであります。
コロナ禍で海外との派遣や受入れはできておりませんが、交流は継続いたしており、オンラインを活用した方法で継続をしてまいりました。今月からは、政府による入国者数の上限が拡大されたこともあり、
親善友好都市との交流の再開に向けた調整を進めてまいりたいと考えております。 まず、
姉妹都市提携をしていますイギリスのボストン町との青少年の相互交流ですが、今年は、ボストン町の高校生が7月下旬に本市に滞在する予定であり、例年と比べて、短期間、少人数でホテルでの宿泊にするなどの対策を取ることで、実現に向け準備を進めているところであります。 また、
桑島化石壁を世に広めた
ライン博士の出身地であるドイツ・ラウンハイム市でありますが、平成9年には
友好都市提携を締結し、今年で25周年を迎えます。この四半世紀の交流を記念し、8月下旬には、本市との親交の深い
ユーヘ市長をはじめとする
公式訪問団を本市に招き、記念式典などを通して、今後の末永い友好関係を確認したいと考えております。
新型コロナウイルスの感染拡大が完全に終息していない中での訪問になると予想されますので、
感染予防策もしっかりと講じながら、交流を成功させたいと考えております。 次に、熊対策についてであります。 石川県は、
ツキノワグマの出没の動向を探るため、今年4月、熊の餌となるブナの実のなり具合を調査した結果、今年は凶作傾向と予測し、先月、
ツキノワグマ出没警戒準備情報を初めて発令いたしました。 市では、非常時における
関係機関との連携を強化するため、昨年度から
鳥獣害防止対策連絡会議を設けており、今年度は、4月21日に開催し、警察や消防、
猟友会等関係機関の皆様と迅速な対応が取れるよう、情報共有を図ったところであります。4月以降、金沢市などでは熊が頻繁に目撃されており、本市でも、先月30日には
鳥越城趾付近で熊が目撃されております。今後も目撃件数が増えることが予想されることから、注意喚起を行ってまいりたいと考えております。 なお、本市独自の取組といたしましては、熊を引きつけるきっかけとなる柿や栗の木などの伐採やその果実の採取に要する経費に対し、補助金を交付する制度を設けております。この補助制度を活用し、市民の皆様に改めて周知し、さらに、市民の安全を第一に考え、
防災行政無線等で注意喚起を徹底してまいりたいと考えております。 次に、し尿・
浄化槽汚泥受入れ施設についてであります。 先月初め、
松任中央浄化センター敷地内で、し尿・
浄化槽汚泥受入れ施設が供用を開始いたしました。これまで、し尿等の処理は、
白山野々市広域事務組合の
松任衛生センターと
手取川流域環境衛生事業組合の
手取衛生センターでそれぞれ処理をいたしておりました。共に、老朽化のため、施設の更新が必要となったことから、関係市町で協議の上、
広域的見地から、一元化をすることといたしました。それにより、建設費を抑制できるだけでなく、
ランニングコストの低減も図られ、さらに、従来から同じ組合で運営していた近隣の野々市市、能美市、川北町の分も受入れをすることで、
スケールメリットによるコストダウンも図られたところであります。この施設におきましては、全国的にも先進の事例となっているところであり、円滑な運営管理に努めてまいります。 次に、保育士等の
処遇改善についてであります。 政府は昨年11月、
少子高齢化の最前線で働きながら、
新型コロナウイルス感染症にも対応している保育士、
幼稚園教諭、
放課後児童支援員などの方々に対し、業務内容に対し、賃金水準が低いという現状を踏まえ、離職を防ぎ、社会機能を維持するため、賃金の3%程度を引き上げる
処遇改善策を取り組むことといたしました。 市といたしましても、この
処遇改善を実施しており、今年度の
処遇改善分につきましては、3月会議に間に合いませんでしたので、今会議で所要の経費をお願いするものであります。 次に、
中ノ川斜面崩壊対策に係る温泉の引湯管についてであります。 昨年4月に、中ノ川の斜面崩壊が発生し、
管理用道路や
温泉引湯管が寸断されました。これらの復旧に向け、国、県、市、
関係機関及び
学識経験者で構成する
中ノ川斜面崩壊対策調整会議を設立し、対応を協議してまいりました。先週の3日に開催されました第3回の会議では、昨年10月から融雪期の5月まで行われました
ボーリング調査の解析結果などの報告がありました。その解析結果は、当面、著しく斜面が不安定化することは想定しにくいということであるものの、
崩壊斜面内の滑落崖や側崖の浸食が発生しており、引き続き、
崩壊斜面に変状がないか、観測体制を継続していく必要があるとのことでありました。
管理用道路の復旧に向けても取り組みたいとのことでもありました。 市といたしましては、今回の解析結果を踏まえ、
仮設引湯管の布設ができないか、現状予算を活用して、検討してまいりたいと考えております。 次に、
マイナンバーカードの普及促進についてであります。
マイナンバーカードは、
運転免許証を持たない方でも、写真がついた
公的身分証明書として使えるもので、国と自治体が一体となって普及を進めており、自治体においては一定条件の下、カードを活用した独自の取組も実施できるものであります。 本市では、昨年1月より、
マイナンバーカードがあれば市役所のみならず、コンビニエンスストアでも住民票や
印鑑証明書が取得できます。 また、さらなる利便性の向上に向け、
マイナンバーカードを活用した
窓口手続電子申請システムにつきましても、ソフトの整備を進めております。これが整いますと、御自宅のパソコンや
スマートフォンから住民票等の
各種証明書の発行申請ができることとなり、
キャッシュレス決済で取得できることとなるものであります。 一方、国のほうでも、
デジタル社会の基盤となる
マイナンバーカードの取得を進めており、カードの取得等に合わせたマイナポイントの付与も、6月30日から始まります。 市といたしましても、
マイナンバーカードを申請する専用の窓口を設けて、混雑を避けるなどしておりますので、この機会にぜひ取得をしていただきたいと考えております。 最後に、令和3年度
決算見込みについてであります。 5月末をもって出納を閉鎖いたし、現在、計数を整理中であります。令和3年度におきましても、前年の令和2年度と同様、多くの補正予算を組ませていただき、一般会計につきましては13回を数えるものとなり、迅速な
新型コロナウイルス対策を講ずることができたところであります。それらの対策には、国から交付されました
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充てたところであります。 収入におきましては、市税は、製造業等の業績好調などで前年度と比較いたしまして、6.1%増の約194億円となる見込みであり、また、地方交付税につきましても、17.5%増の約110億円となっております。さらには、ふるさと納税による寄附金類も伸びを見せており、前年度から約2億9,000万円増の約4億2,000万円となったものであります。 一方、支出でありますが、事務事業の効率的な執行に努めるとともに、例年開催されるイベントなどが
感染拡大防止のため開催を見送るなどをした結果、一般会計の実質収支は約18億円余の黒字となり、前年度決算と比較し、約3億5,000万円の増加を見込んでいるところであります。 それでは、提案いたしました諸議案につきまして御説明を申し上げます。 提出案件は、補正予算案が2件、条例案3件、事件処分案5件、報告案件12件の計22件であります。 初めに、議案第60号及び第61号の令和4年度補正予算案についてであります。 まず、一般会計につきましては、補正予算額30億450万円余となるものであります。その内容は、国・県等からの補助内示があった事業が中心で、その主なものといたしましては、総務費では、地区の秋祭りのやぐら購入にかかるコミュニティ助成事業費、
特殊詐欺被害防止対策事業費を計上するほか、白山総合車両所等を活用した観光・産業振興事業を実施する経費などを計上いたしております。 また、民生費では、あたまとからだの健康増進事業費、児童福祉施設等の感染
防止対策や保育士等の
処遇改善事業費のほか、法人保育園の改築・改修に係る施設整備費補助金などを計上するものであります。 また、衛生費では、松任斎場の改修費などを計上いたしております。 また、農林水産業費では、産地生産基盤パワーアップ事業費及び県営土地改良事業負担金などを計上いたしており、また、商工費では、白山国立公園魅力アップ事業費などを計上するものであります。 さらに、土木費では、国庫補助事業の採択に係る道路整備事業費などを計上するものであり、また、教育費では、学校事務補助員を配置する経費及び公民館の設備改修に要する経費などを計上いたすものであります。 下水道事業会計につきましては、ストックマネジメントに基づく松任浄化センターの設備の更新や管渠工事、平等寺川の雨水排水調査などの経費を計上するものであります。 次に、議案第62号から第64号までの条例案につきまして御説明を申し上げます。 公職選挙法施行令の一部を改正する政令の施行に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、公職選挙法施行令の一部改正に伴い、選挙公営に要する費用の単価改定がありましたので、それに準ずることとし、関係規定を改正するものであり、白山市税条例等の一部を改正する条例につきましては、地方税法等の一部改正に伴い、住宅ローン控除及び上場株式等の配当所得等に係る課税方式選択制度の見直しについて、関係規定を改正するものであり、また、白山市本社機能立地促進のための固定資産税の課税の特例に関する条例の一部を改正する条例につきましては、関係省令の改正に合わせ、課税の特例措置の適用期間を2か年延長することとし、令和6年3月31日までとするものであります。 次に、議案第65号から第69号までの事件処分案につきまして御説明を申し上げます。 町の区域及び名称の変更につきましては、横江町と福増町におきまして、白山市横江町土地区画整理事業の実施に伴い、町の区域と名称を変更するものであり、字の名称の変更につきましては、吉野におきまして、圃場整備事業の実施に伴い、字の名称を変更するものであり、財産の取得につきましては、コミュニティバス1台と消防ポンプ自動車を2台購入するにあたり、条例の定めにより、議会の議決を求めるものであります。 次に、報告第1号から第12号までの報告案件について、その主なものを御説明申し上げます。 補正予算の専決処分の報告につきましては、令和3年度の一般会計補正予算につきまして、国・県支出金や市債等の額の確定並びに特別会計への繰出金の調整のほか、事業の完了に伴う
決算見込みを基に、7億300万円余の減額補正を行ったものであり、その結果、令和3年度一般会計予算の総額は、635億4,438万円余となったところであります。 また、国民健康保険、介護保険及び工業団地造成事業の特別会計につきましては、事業費の確定に伴う減額補正及び財源更正等を行ったものであります。 続きまして、令和3年度の一般会計、介護保険特別会計、工業団地造成事業特別会計及び事業会計における繰越明許費繰越計算書につきましては、それぞれの事業について繰越額及び財源内訳を議会に報告するものであります。 また、令和3年度の白山市土地開発公社経営状況を
地方自治法の定めにより、議会に報告するものであります。 以上をもちまして、6月議会に提出をいたしました議案の説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願いいたします。
○中野進副議長 提案理由の説明は終わりました。
---------------------------------------
○中野進副議長 本日の議事は、これをもって終了いたしました。 次に、休会の件についてお諮りいたします。議事の都合により、明日7日から14日までの8日間は、本会議を休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○中野進副議長 御異議なしと認めます。よって、以上のとおり休会とすることに決しました。 次の本会議は、15日午前10時から開きます。 本日はこれにて散会いたします。 午前10時41分散会
---------------------------------------(参照) 令和4年
白山市議会6月会議予定表(審議期間19日間)日次月日曜区分開議時刻議事第1日6月6日月 午前9時議会運営委員会本会議午前10時 諸般の報告
会議録署名議員の指名
議案上程
説明 本会議終了後全員協議会 全員協議会終了後議員協議会第2日6月7日火休会 第3日6月8日水休会 (一般質問締め切り 午前10時まで)午前11時広報広聴委員会第4日6月9日木休会 第5日6月10日金休会午前10時
まちづくりに関する特別委員会午後1時30分鉄道のまちの振興に関する特別委員会第6日6月11日土休会 第7日6月12日日休会 第8日6月13日月休会 (委員会予備日)第9日6月14日火休会 第10日6月15日水 午前9時議会運営委員会本会議午前10時 質疑
一般質問第11日6月16日木本会議午前10時 一般質問
委員会付託本会議終了後議員協議会第12日6月17日金休会 (一般質問予備日)第13日6月18日土休会 第14日6月19日日休会 第15日6月20日月休会午前10時総務企画常任委員会午前10時文教福祉常任委員会午前10時産業建設常任委員会第16日6月21日火休会 (3常任委員会予備日)第17日6月22日水休会午後1時30分予算常任委員会第18日6月23日木休会 (委員会予備日)第19日6月24日金 午前11時議会運営委員会 午後1時全員協議会本会議午後3時 諸般の報告